散歩のための極上カメラとは

人気すぎて新規受注が止まっているRICOHのGRシリーズ。レパートリーは28mm画角のGR3と、40mm画角のGR3x。今回は最近出番の多い40mmのGR3xで朝の散歩に出かけました。5月の仙台はアザレアが一気に咲いて散り始める季節。太陽光も固く強くなってきて、光と影のコントラストがキレイです。朝起きて小さめの水筒を持ち、GR3xをもう片方の手に。撮影操作が片手でできるコンパクトさ、電源を入れてからの立ち上がりの速さ、迷わずピタッと合うピント精度、そして価格。どれをとっても散歩カメラはGRシリーズに勝るものがありません。Laica Q3もいいですが100万のカメラを気軽に持ち歩くのはちょっと気がひけます。出てくる絵が好みか好みじゃないかも撮影してみないとわからない。

リコーGR3x 作例

どこか艶がある、落ち着いた描写が楽しめるGR3x

シャープな28mmのGRⅢと比べ、40mmのGRⅢxはどこか艶っぽさがある描写をしてくれます。写真は少しアンダー目に撮影したもの。RAWデータで撮影していますがそれほど手を加えていません。光が落ちている場所をただ撮影していますが、何もかもがドラマティックに見えてくるのが不思議です。ホントにいいカメラです。

リコーGR3x 背景ボード

RICOH GRⅢx Urban Edition x FRESH background

海を思わせる爽やかな背景ボードFRESH backgroundの上にGRⅢxを置いてProfoto B10 plus(OCFⅡスヌート)1灯で撮影してみました。渋いブルーのUrban Editionと馴染んでいます。やっぱりハードライトはカメラの質感が出ます。真夏のイメージになりました。

レンズ交換できるカメラもいいですが、やっぱりこのサイズが常に持ち歩くにはちょうどいいと改めて実感。ポケットに入っていても気にならないですし、すぐピントを合わせてくれるし、とにかくよく写ります。

Photograph/KYOSUKE YAMAUCHI(ONKOKENSHIN)