和と洋がミックスした艶のある料理には、眩いGOLD背景を
今回のコンテンツシーンはFOOD。海外にある高級日本食レストランのレシピ本とWEBサイトのメインビジュアルという設定で撮影。背景は職人の手で独特のテクスチャを施したGOLD background。光沢感とテクスチャが絶妙にミックスしていて、お料理、アパレル、小物撮影に効果的なエッセンスを加えてくれます。眩い金色の背景ですが、ソリッドなハードライトとスタイリングで、一見派手に見えつつしっかりと落ち着いた大人のビジュアルに仕上がりました。こんなGOLDのテーブルで食事ができたらゴージャスな気分になります。
Styling｜ニッポンフリークなアメリカ人シェフが作る一皿
海外にある、日本食高級レストランのイメージにしました。日本人ではあまり思いつかないけど、海外の、固定概念のないシェフなら思いつきそうな雰囲気にできたと思います。
ニッポンフリークなアメリカ人シェフの一皿ができあがり。（Text：PERCOLATOR）
Lighting｜1灯のバーンドアだけで、ライティングを作る
今回のライティングはストロボ1灯のみ。バーンドアを付けたハードライトを斜め上から直接料理に当てています。近すぎるとお皿の白が飛んでしまうため、ライトは少し離し気味に設置。ドアを細かく調整し、狭い窓から直射日光が当たるイメージを作っています。ハードライト1灯のため影が沈み過ぎる部分にはレフ板を置いてシャドウ部を少し明るくしています。グラス越しに伸びていく影と、GOLD backgroundの濃淡がキレイに出ています。
撮影メイキング
今回使用したストロボは「Profoto D2 500 AirTTL」を1灯。上の写真がバーンドア。ストロボの先端に取り付けるアクセサリーです。ドアを開閉して光の幅を調整できるため、たとえば器だけに光を当てたい時などスポットライトとして重宝します。1つ持っておくとかなり便利です。
使用ストロボ：Profoto D2 500 AirTTL 2灯／OCFバーンドア
使用機材：CANNON EOS1DX markⅡ／EF100mm F2.8 Macro
撮影データ：f11 1/125 ISO100 色温度 5500K RAWデータで撮影後Photoshopで調整
ビジュアルイメージ
本のカバービジュアル、WEBサイトのメインビジュアル、SNS告知イメージです。GOLD backgroundは光沢感がありすぎず独特のテクスチャを職人の手で表現しています。硬い光を部分的に当てて濃淡を出すと見たこともないビジュアルに仕上がります。派手に見えますが、ライティングとスタイリング次第でお料理、アパレル、小物撮影にかつてないエッセンスを加えてくれます。
Photograph／Visual Design：KYOSUKE YAMAUCHI（ONKOKENSHIN）
Styling：PERCOLATOR
