目が覚めるような鮮やかなFRESHで、海外っぽさを演出する。
今回のコンテンツシーンはヴィンテージの懐中時計。シルバーの本体に白の文字盤という、一見シンプルですがよく見ると針が鮮やかなブルーです。今回はこのプルーに合わせ、FRESH backgroundをチョイス。目が覚めるような鮮やかなFRESHの上に懐中時計を置き、シンプルなプロップで撮影しました。
一見派手ですが、実はフードフォトにもマッチするFRESH。まるで地中海の海のような爽やかなイメージにまとまります。大小のテクスチャを塗装で施していて、このテクスチャがビジュアル全体のいいアクセントになっています。
Styling｜アーバンクラシックに
海中時計というレトロなアイテムをモダンに見せるため、FRESH back groundをチョイスしました。
添えた生花もモードな曲線が美しいカラー。
ポイントは、懐中時計の針のブルーとループのネイビーに合わせ、ブルー系で統一したことです。
鮮やかなFRESHにシックな懐中時計が良いバランスに。
（Text：PERCOLATOR）
Lighting｜アートレとストロボ1灯でシンプルに
今回のライティングもProfoto B10X plusのストロボ1灯。アートレ越しに商品に当てています。特に懐中時計はガラス面が微妙に湾曲しているため、ガラス面への写り込みがなかなか難しい被写体。
こういう場合、あまりライトを多用すると光の調整が難しくなるため、使用するのは1灯だけにしガラス面への写り込みを微妙に調整します。
写り込みがなかなか手強い時は、カメラを手持ちに切り替えカメラを動かして程よい場所を狙うのがオススメです。今回あえてレフ板は使用していません。あくまでもナチュラルな写真を目指しました。
撮影メイキング
制作したビジュアル。ストロボ1灯だけですが、柔らかい自然光のイメージが表現できています。ほぼ絞り開放で撮影してるためボケている部分が多いですが、ピントが合っている部分のFRESHのテクスチャが効いてます。FRESHは一見使いづらそうですが、海外っぽい爽やかでインパクトのあるビジュアルに仕上がるため意外と重宝する背景ボードです。
使用ストロボ：Profoto B10X Plus 1灯
使用機材：HASSELBLAD X1DⅡ50C／XCD120mm Macro
撮影データ：f5.6 1/320 ISO100 色温度 5500K RAWデータで撮影後Photoshopで調整
ビジュアルイメージ
PPC広告用のバナーデザイン、広告ビジュアル、SNS告知イメージです。こうして見るとFRESHならではの鮮やかさが前面に出ていてかなり爽やかなイメージに。特にWEBやSNS媒体の場合、プラットフォーム自体が白いキャンパスで構成されているのが多く、鮮やかなビジュアルほど目を引くかもしれません。ナチュラルなライティングにしたことで、潮風を感じるビジュアルに仕上がりました。
Photograph／Visual Design：KYOSUKE YAMAUCHI（ONKOKENSHIN）
Styling：PERCOLATOR
Making photo：FUMIKA SUZUKI（Smart Media）
Special Thanks：TIME GARDEN（SENDAI）
仙台の時計修理・ヴィンテージ時計のお店。1970年代のレディースウオッチを中心に、自社でメンテナンスをして販売しています。
