ワイルドな男の料理には、表情のあるGRAY背景を

今回のコンテンツシーンはFOOD。鴨肉を使ったレシピ本とWEBサイトのメインビジュアル撮影という設定。背景はグレーに塗装でランダムにテクスチャを施したGRAY backgroundを。器と背景ボードは同一色にし、メインの料理が際立つビジュアルを表現。ブルーの布がいいアクセントになっています。Photo backgroundの中で最も使いやすいのがこのGRAY・WHITE (90x90cm)。GRAYの裏側はWHITEになっていて非常に重宝します。

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Styling|鴨の質感を出しつつ、ワイルドなイメージに

鴨のコンフィを男性的に、ちょっとワイルドにスタイリングしました。

鴨のきめ細かな肉の質感が際立つよう、器はフラットなプレートを。プレートのブラックと同系色でありながら、ワイルドさの演出に一役買ってくれたのは、<GRAY>の粗めのテクスチャ。

ビニール素材の背景ベースとは違い、実際に塗装されているので、変な光沢が出ず、鈍く良い重さが伝わってきます。(Text:PERCOLATOR)

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Lighting|ハードライトをミックスさせ、食材を際立たせる

今回のライティングはストロボ2灯を使用。メインライトは真横からディフューザー越しに設置したソフトライト。もう1灯にはグリッドを付け、ディフューザーを介さず直接食材に向けてハードライトを当てています。ソフトライトだけでも綺麗なビジュアルになりますが、ハードライトをミックスすることで、日差し感が出て雰囲気がガラリと変わります。漏れたハードライトのおかげで背景の質感も綺麗に出ています。

料理撮影 ライティング方法

撮影メイキング

今回使用したストロボは「Profoto D2 500 AirTTL」を2灯。ディフューザー越しのライトで全体を明るくし、グリッドライトは直接食材に当てています。上の写真はグリッド。ストロボの先端に付けるアクセサリーで、細かい網目が特徴です。網目の大きさによって光の狭さが変わります。直射日光や強い日差しを表現したい場合、かなり有効なアクセサーです。

使用ストロボ:Profoto D2 500 AirTTL 2灯/グリッド
使用機材:CANNON EOS1DX markⅡ/EF100mm F2.8 Macro
撮影データ:f11 1/125 ISO100 色温度 5500K RAWデータで撮影後Photoshopで調整

 

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ビジュアルイメージ

本のカバービジュアル、WEBサイトのメインビジュアル、SNSイメージです。GRAY backgroundは光沢が少なく、職人の手で細かいテクスチャをランダムに施しています。フラットな背景ボードとは違い、落ち着きがありながら存在感のあるイメージを助けてくれます。料理撮影に限らず、様々なアイテム撮影に使いやすい一枚です。

Photograph/Visual Design:KYOSUKE YAMAUCHI(ONKOKENSHIN)
Styling:PERCOLATOR