色気のある背景ボードで、大人のこなれ感を表現する
今回のコンテンツシーンはアパレル。SAFARIをテーマにしたメンズブランドの広告ビジュアル制作という設定で撮影。SAFARI感のある洋服に合わせチョイスしたのはBEIGE background。一見ウィメンズのアパレルに使いたくなるこの背景ボードを今回はあえてメンズで使用。洋服と同系色のBEIGEbackgroundのため違和感なく、むしろ色気のある大人の男性ビジュアルになりました。SAFARIがテーマなので強い日差しもライティングで表現。ベージュを基調にしながらも複雑な色味が交差した背景ボードのおかげで、いいビジュアルに仕上がりました。
Styling｜全くタイプの違う男が2人
今回は、ボードも商品もベージュトーンで揃えることで、それぞれの質感を際立たせてみました。アイテムは、サファリシャツ、ポンチニットのポロ、という全く毛色の違う２点ですが、どちらもヌーディカラーで合わせたことによって、それぞれの男性的セクシーさを引き立たせあっていると思います。
サファリシャツのウェイト重めなコットン生地と、ニットポロのフワッとボリューミィな柔らかさのコントラストがよく出た１カットになって、とても気に入っています。
（Text：PERCOLATOR）
Lighting｜照り続ける太陽光を、ハードライトで表現する
今回のライティングはストロボ2灯。太陽光が照りつけるイメージを表現するためハードライトを高い位置に設置。商品に向けて当てています。それだけだとハードすぎるためサイドからソフトボックスを付けたサブライトで光を補助。あくまでも高い位置からのハードライトをメインにしながら、どこか柔らかさもあり強さもあるビジュアルに仕上がっています。
全体のライティング。かなり高い位置にハードライトを設置しています。向こうに見えるのがソフトボックスを付けたサブライト。弱めに全体を明るくするよう少し離れた位置から当てています。
こちらがハードライト。太陽光などの強い光を表現したい場合、ハードライトはかなりおすすめです。
ソフトボックスを取り付けたストロボ。ソフトボックスは柔らかい光を表現する際に効果的です。ボックスの中にはもう一枚ディフューザーが付いていて、二重で光をディフューズしているイメージです。
撮影メイキング
今回使用したストロボは「Profoto B10X Plus」2灯。高い位置に設置したハードライトをメインライトにし、真横からのソフトボックスで全体を少し明るくするライティングです。SAFARIというテーマを大切に、太陽光が降り注ぐイメージを2灯だけで表現してみました。ラフに置いた洋服のヨレ具合がハードライトによりちょうど良く誇張されていて色気を感じるビジュアルに仕上がりました。
使用ストロボ：Profoto B10X Plus 2灯
使用機材：HASSELBLAD X1DⅡ50C／XCD120mm Macro／HC 50-110mm F3.5-4.5
撮影データ：f4.0 1/800 ISO100 色温度 4900K RAWデータで撮影後Photoshopで調整
ビジュアルイメージ
PPC広告用のバナーデザイン、WEBサイトのメインビジュアル、SNS告知イメージです。BEIGE buckgroundならではの複雑な色味と商品の色がマッチしていてビジュアルとして非常にまとまっています。1色だけのバックペーパーではこうはなりません。このBEIGEボードは本当に使いやすい。アパレルに限らず、化粧品やジュエリー、フード撮影にも重宝します。写真にいい存在感を与えてくれます。
Photograph／Visual Design：KYOSUKE YAMAUCHI（ONKOKENSHIN）
Lighting／HAYATO KUBOTA
Styling：PERCOLATOR
