我が家でも定番になったバジルフォー
移動中、パソコン作業をしている時、自宅でお酒片手に料理している時、
ラジオやポッドキャストをよく聴きます。
中でも、お気に入りで何度もリピートして聴いているのが、ニューヨーク在住の方がご自身の外食している瞬間を実況的なスタイルでリポートしている番組です。
お店に行くまでの街の喧騒。行き交う人々の声。クラクション。
そしてなんといっても飲食店に入ったときの店内の雑音。ポッドキャストなのに店内の美味しそうな匂いが漂ってくるような気がします。
音だけで食べ物を想像するって、存外ワクワクしますね。いったいどんな美味しい見た目をしているんだろう?と、想像力を駆使して考えます。
その中で、マンハッタンのベトナム料理屋さんでフォーを食べる回があります。
今回はそんな想像の中の、ニューヨークのベトナムフォーを作ってみました。
番組の中で、フレッシュバジルを後乗せすると話していました。
普通はパクチーですよね?
でもそのバジルがとっても爽やかで美味しいとコメントされていて、どうしても作ってみたくなりました。
撮影後、みんなで試食して大好評をいただき、その後我が家でもバジルのフォーが定番になりました。
使用した器は、「小物成窯」。磁器が誕生する江戸時代前期の窯跡で、その土地の土を使って当時に想いを馳せながら器作りをしているご夫婦の現代ものの作品です。
そこに、時を少し進めて(というのか、、、)江戸時代後期の伊万里染付を重ねました。
後ろには台湾に行った際に地元の業務用品店で購入した急須を。
その急須で入れたお茶は、インドのチャイグラスです。
いろんな国のいろんな器。
<ART>のやわらかく水面のような透明感のおかげで、意外な組み合わせも1つにまとめられました。
写真は料理研究家さんが新たなメニューを開発しレシピ本やSNSで告知するという設定で撮影しました。使用した背景ボードは夏のイメージによく合うART backgroundをチョイス。ブルーとホワイトが流れるような模様で表現されたARTは、海外の海のようなイメージ。マットな質感で扱いやすく、爽やかながら主張しすぎない背景ボードです。
撮影方法はこちらhttps://photo-background.shop/academy/410/
Photograph/KYOSUKE YAMAUCHI(ONKOKENSHIN)
Styling:PERCOLATOR