ちゃんとした食材を使うということ
パスタは家で作るにかぎる。
料理が好きな人の多くがそう心に決めているんじゃないでしょうか?
私を含めた食いしん坊な人々みんなが、日々の食事をいかに幸せに満たせるか、
空腹で朦朧とした頭をフル回転して決断していることでしょう。
そんな、フルパワーを使って決定した、大事な大事な1食で失敗なんてしようもんなら、
午後の仕事に悪影響をもたらしかねません。
あるいは夜、気持ちよく眠りにつくことが難しくなるかもしれません。
パスタという料理は、外食での失敗率がとても高いように思うのです。
特にカルボナーラ。
今回の撮影で作ったのは、ごくごくシンプルな、スタンダードでマニュアル通りのカルボナーラです。
パスタ(おこのみで)、パンチェッタ(脂身多めのベーコンでもok)、卵黄、チーズ(パルミジャーノかグラナパダーノ)、ブラックペッパー、塩少し。
これだけ。
生クリームなど使いません。
ここで大事なのは、ちゃんとした食材を使うということ。
パンチェッタは手に入りにくいのでベーコンでもいいけど、薄くスライスして真空パックになったものはダメです。
ちゃんとお肉屋さんか、生肉店が入っているスーパーなどでグラム売りを買ってください。
チーズもそうです。
筒に入っている粉チーズも、ナポリタンの時には正義ですが、カルボナーラにとっては悪です。
調理のタイミングで削りたてをパスタとあえるから美味しいんです。
ブラックペッパーも然り。
削りたての豊かな香りを大事にしたいところ。
美味しいパスタを食べようと思うと高級店になるが、でもそんなところ、しょっちゅういけない。
しかも、高くても失敗することも結構ある。
なので家で作ろう、となるわけです。
Photograph:KYOSUKE YAMAUCHI(ONKOKENSHIN)
Styling:PERCOLATOR
使用した背景ボード:WHITE・ART
この写真の撮影方法とスタイリングの詳細はこちらのAcady記事で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。
Academy|WHITEで料理に清潔感とスパイスを加える
https://photo-background.shop/academy/605